アバタぁアアアアァァァ! タァタァタァタァタァアアアアアアア!!!
3D元年とささやかれる本年であります。
その一発目ともいうべき「アバター3D」を公開して3日目にみたにも関わらず、感想の一つも書いていなかったので、そのあたりを紹介します。
話の内容はともかくとして、3D。
一昔前で言えば、赤と青のめがねをかけて、わぁ、立体だね! という子供だましをうすら笑いを浮かべながら見ていたわけで、どうせそれの延長線なんでしょ、と正直舐めていた。べろべろに。
しかし、そんな考えとは裏腹に、事実は大きく自分を裏切った。
その臨場感は、今までみた映画の比ではなく。
まるで近くにいるかのような人物。映画の中にたしかな奥行きがあって、吸い込まれるかのようだった。パンドラと呼ばれる世界に広がる景色は、壮大で美しい。
そして、映画を流れるごとに積み重なっていく感覚。
そう、僕が思った感覚、それこそ
「ぐ、具合が悪い」
と、いうことだった。
前日寝不足だった為、3Dの迫力についていけなかった。動機がしてきて、いてもたってもいられなくなってしまった。目も痛い。
吐き気を催す前になんとかしなければ、と片目をつぶる。すると、立体感はなくなり、たんなる映画になった。これでは意味ないじゃないか、と思って両目でみるとまた具合が悪くなる。
己との戦い。これが、すりーでぃーといふものか。
バーチャルボーイをリアルタイムでやって、その赤さと暗さにも負けなかった自分がっ!
なんとか見終わったものの、具合の悪さは続きました。
まぁ、映画の内容はともかくとして、立体感と、そこから生み出される美しい画像には、これなら映画をみてもいいな、と思わせるに足るものでした。
正直、下世話な話、これでアダルトな映像なんて流したら、大変なエロスになるだろうな、と思いながら見てました。本当にすぐ近くにいるように感じるんです。これは、全国のピンク映画は3Dを取り入れるべきです(鼻息を荒くしながら)。
まぁ、冗談はさておいて、装置をつけるだけで、どこの劇場でも3D対応になるとのことで、そういった映画館も今後増えていくことと思います。みなさんも、意識することなく3Dを体験するようになっていくでしょう。
ちなみに、今回の映画で一番僕がおもしろいと思ったのは、アバターではなく、予告で放映されていたティム・バートン監督最新作の3D映画「アリス・イン・ワンダーランド」でした。
これも3Dで予告しているんですが、出てくる猫が目の前にいるように思えるんです。浮き出て、手の届きそうなところまで寄ってくる。
その気持ち悪いさ、迫力。ヤバいです。
そういった意味でアバターは3Dの入門ぐらい。しかし、アバターによって、映画は、たしかに、かつてのエンターテインメント性を取り戻そうとしていると、感じました。
そうだ、映画館に行こう。
ただ、みなさん、体調を万全にしていかないとえらいことになり・・・ます。
寝不足等の体調不良で行こうものなら…、こんなことになりかねません。
お前ははもう、吐いている。
た、タワバぁーーー
(アバターのつもり)
- 作者: ニール・D・ヒックス,Neill D. Hicks,浜口幸一
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【信条皆無】