2年目

 団体職員として2年目を迎えた上林です。写真は最近撮っていないんで、春だから活動を開始しようと思います。札幌は相変わらず、職場も相変わらず。9時5時生活も変わりません。みんな忙しそうですが、5時に帰るってことは実際忙しくないのです。早く「忙しく仕事をしている」ふりってのを身につけたいのですが、難しいもんです。
 職場は圧倒的にオジ様オバ様が多いものですから、いわばワイドショー的世界観を持っている人たちがギョーサンいるもので、メディアの反応をインパクトに受けている世代の観察というのは特に有意義です。特に昨年度の政権交代については、その態度の変化については目に見張るものがあります。ああ、これはきっと戦中戦後の大衆の変わり身の早さと同一なのであろうと感じ、大変衝撃を受けたのです。結局、この国の人たちは己の政治に関わる行動に対する責任(内心の)を感じないのでしょう。そうでも無ければ、たった1週間で、あれだけ熱望していた政権交代を否定する思考には至らない。そしてかれらは、いわゆる若者世代の行動に対する大きな疑問を持っている。なぜ積極的でない?なぜ消費しない?なぜ目標が無い?
 こんなボンヤリした団体にいても、一歩間違えればお先真っ暗。こんな状況下で若者に積極的な消費と行動を期待するのは無理です。この世代による認識の隔絶というのは、相当なものがあります。従来のシステムを信じる人々と、システムを信じることができず、かといって積極的な行動に出るにはあまりにもリスクが高過ぎる人々。われわれは臆病なだけでしょうか。

 とりあえずカンダタはこの終わり無き日常のループを打破すべく、今年度は空気読まず活動していきたいと思います。

【上林ケンジ】